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僕たち地球人ブログ

調布市民のブログです。

最近観た映画

『ホステル2』
『パンズ・ラビリンス』
『ヒルズ・ハブ・アイズ』

 

『ホステル2』
あらまあ!残虐度5割減!
宣伝されていたほど残酷でなくて(でも面白かった)ちょっとガッカリした前作の後日譚。

前回の主人公は国際性欲溢れるメンズ三人組でしたが、
今回地獄のホステルに宿泊するのは女の子三人。
また、"殺す側"の人間にもその日常生活の段階から目を向け
「前と同じことばっかりやったりしないよ!」というような気合いが溢れています。

冒頭書いた通り残虐度が更に減少していますが、
ドンデン返しもあり(早い段階で読めてしまうのが難点だけれど)
最後の方はかなり痛快と言って良いでしょう。

キャスティングが非常に良かったと思います。
あの『食人族』の監督ルッジェロ・デオダートが食人鬼富豪役、
スロバキアの元文化大臣が殺人斡旋組織の元締め役と男性陣もなかなか良いのですが、
やはり今回は女優さんに目を向けたいですね。

特に素晴らしいのが謎の美女役、ヴェラ・ヨルダノヴァ。
vera.jpg

もう、最高ですね。長い手足、切れ長の目。
ヌード、短~~~いスカート、黒ビキニ姿も披露してくれます。私は犬になりたい。

別の意味でですが彼女も最高でした。ヘザー・マタラッツォ。
heatherm.jpg

無駄かつ半端なグラマラスボディと輝く歯茎(通称はぐちゃん)を武器に
なぜかヌードを披露しつつ"アメリカン腐女子"を演じ切りました。最高です。

彼女に対するイーライ・ロス監督のコメントを引用して終わりとしたいと思います。
頑張れば付き合えそうな女の子が殺されるシーンは相当にエロティックな感情を伴うよね
変態すぎですよ!信じられませんよ!




『パンズ・ラビリンス』

pan.jpg


youtubeトレイラーの方はやや恐ろしげですが、このパンフレットの表紙のなんとカワイらしい事。
上映される前は"単館系"っぽいラブストーリーの予告編が多く流され、
僕たちがこの映画を観た映画館は女性客を重視しているような印象を受けました。
確かに童話のようなメルヘン世界がCGで描かれておりますが
この映画に喜ぶのはあまりファンタジー好きの女性客じゃないような気がします。
たとえば、ロリコンの気のあるホラーマニアとか。

まあ実際、厳然たるホラーというよりも一言加えて
「ホラーファンタジー」とでも表現した方が通りのよさそうな内容なんですが
ホラー部分が本当にホラー過ぎるんです!


↑特に怖かったペイルマン。

こういったモンスターの登場するシーン以外にも
壊死した脚を糸ノコ&ワイン(麻酔代わり)で切断したり
ワイン瓶で顔面を陥没するまで殴ったり(なかなか死ねなさそうで陰惨な殺し方ですね。高ポイント。)
牛股師範のようにカミソリで口を裂かれたり、その口を自分で針と糸で縫ったりと
ほとんど直接ガッチリとは写されないものの凶悪な残酷シーンがてんこ盛りです。

当初
「色々と幻想的なモンスターなんか出てきて、きっと『となりのトトロ』みたいなカンジなんだろう」
等と思っていたのですが、悲惨な物語も含め、むしろ『火垂るの墓』に近かったです!うんこびちびちやねん!




『ヒルズ・ハブ・アイズ』

このヒルズ族は伊達じゃねえ!
『サランドラ』のリメイクで、全米で大ヒットしたにも関わらず
どういうわけか1年近く日本では公開されなかった痛快ホラー映画です。
まあ、ホラーは売れないそうですからね。

ストーリーは前作とほぼ同じ、また、ホラー映画レビューサイトで細かくあらすじも知っていたのですが
最後まで緊迫感を維持しながら観られました。

さて敵役たる怪人一家ですが、原作『サランドラ』ではほとんど正体不明。
核兵器実験の放射能で生まれたミュータントである、というのはほぼ裏設定であったと言えますが、
今回は思い切りオープングからして核爆発の映像。
さらにそこに放射能の影響で実際に生まれたとおぼしき障害児の写真を挟んだ極悪ダイレクト描写です。

ミュータントの巣食う砂漠で立ち往生してしまう哀れな一家が主人公ですが、
原作と比較すると元警部のマッチョなお父さんとヤワな娘婿の性格と対比が強調されています。

でかいリボルバーを装備したお父さんが早く死んでしまい、
弱そうなメガネ亭主と女子供、シェパードしかいなくなってしまい
勝負の行方が絶望的になるのがこの映画のミソですが、本当にメガネ亭主が弱そう。

運良く倒した敵が落としたトランシーバに向かって
「僕の赤ちゃんを返してくれ~!」と無意味に叫んだり
イヌに勝負を任せて自分は逃げ隠れたりと前半は本当にダラシないのですが、
敵の本拠地で指を切り落とされた瞬間から覚醒!
三回は死にそうなほどボッロボロになりつつミュータントどもを叩き殺します。

アレクサンドル・アジャ監督は
「僕のホラー映画にメッセージは無い。ただ人が死ぬだけだ。」
と発言しておりそれはそれで大変素晴らしいと思うのですが
この映画からは明確なメッセージを感じました。

「男にはメガネをかけていても、携帯電話が大好きでも、立ち上がるべき瞬間がある。
 その時シェパードが傍らにいる者は幸いである。」
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  1. 2007/11/05(月) 02:36:40|
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