没後一年が経とうとしていますが、最近2冊ほど発売されました。
『石川賢の本』。
「初期ギャグ傑作集」と銘打たれており、「ブルーベリードール」「ボインパイヤー」といった
下ネタ入ったギャグ短編が多数収録されています。
ギャグ短編ですからバイオレンスやアクションといった"石川賢らしさ"を期待すると肩透かしを食らいますが
この機会でないと極端に読むのが困難な作品ばかり収録されており、
懐の寂しいマニアには大変嬉しい本と言えるでしょう。
しかし、よくもまあこれだけクダラネエのを集めたものです。
『愛蔵版ゲッターロボ』。
うん、ゲッターロボです。
研究中の早乙女博士から始まり、ゴールを葬ったゲッタードラゴンが海上を飛ぶシーンで終わります。
『ガンバレ!ムサシ』も収録されておらず、双葉のサーガシリーズがあれば事足りるでしょう。
ゲッターロボ未読の方や、文庫しか持っていない方にはオススメです。
一冊にまとまっているのと、サブタイトルが付いていないので絵を100%楽しめる、
という2点を除いては長所は見当たりませんが、
そういう判断が出来る程のマニアには「買わない」という選択肢は残されていないのであった。
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- 2007/12/06(木) 21:18:37|
- 漫画夜話
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