僕たち地球人ブログ
調布市民のブログです。
最近観た映画 『怒霊界エニグマ』 『ワンダーガールズ・東方三侠』『ブラッド・ピーセス 悪魔のチェーンソー』『五毒』
『怒霊界エニグマ』
『ワンダーガールズ・東方三侠』
『ブラッド・ピーセス 悪魔のチェーンソー』
『五毒』
『怒霊界エニグマ』
フルチ作品。
フルチといえば極悪なグロ描写と呆気に取られるほどの意味不明なストーリーですよね。
それらを期待すると果てしなく肩透かしを喰らう本作品。
いじめられっ子の怨霊が他の女生徒の体を乗っ取り、様々な怪現象を引き起こして復讐を果たしてゆく…
という昔のハロウィンやホラーMに載っていそうな他愛も無いお話。
数百匹のカタツムリが全裸女性の肌に這いずり回るシーンは怖気をふるわせ、
オオッやった!さすが!と思いますが、それ以外にはピンと来るショック・シーンは無し。
単純なショックバリューだけ求めてる自分ってどうなんだろうと思いつつも、
近所の怖い親父がスッカリ老け込んで優しくなってしまったような、寂しい気持ちになりました。
あ、あと女優さんが結構可愛い人多いです。
『ワンダー・ガールズ 東方三侠』
ミシェール・キング(ヨー)、マギー・チャン、アニタ・ムイの豪華三大女優による近未来アクション。
非常に大雑把な勧善懲悪劇です。
子供に対する優しさが微塵も感じられないというか、非常に低い人権意識が魅力ですね。
悪の秘密教団による新生児誘拐事件を追っていくという話なのですが、
そうなると赤ん坊の奪い合いも起こるわけですよね。
その戦いの最中、ヒロインが思い切り赤ん坊を取り落としてしまいます。
当たり前といえば当たり前なのですが
赤ん坊大出血
。しかも
そのまま死亡
。
更に悪の軍団は赤ん坊を何に使おうとしているのかと言いますと、
清朝
(近未来じゃねーのか)を復興させる未来の皇帝となる子供を占術で探しているとの事なのですが、
皇帝以外にもなんか人間兵器みたいのを育てているようで、その描写が強烈なのです。
マギーチャンとアニタムイが薄暗い地下帝国に潜入すると、
腰巻一丁の真っ白な肌の子供たちが人肉を貪っている!
人間らしい感情を捨てさせようとしてるって事なんですかねえ~。これはヒドイ。
それを見たマギーちゃん、「
もう彼らは人間じゃない!殺すしかないのよ!
」と
高らかに宣言し、
グレネード
を投擲!
木っ端微塵にしてやればまだ良いものを何故かその手榴弾は
毒ガス弾
。
喉を掻き毟り
小便を垂れ流しながら
死んでゆく子供たち…
この尿を漏らすカットで本当に荒んだ気持ちになれます。荒むけど、大爆笑。
荒んだ気持ちと言えば、この悪の教団の強靭な拳法家です。
言葉を全く話さず、痛みも全く感じない様子。空を飛ぶ小鳥を素手で捕まえ生で貪る。
凄まじい怪力と
空飛ぶギロチン
を操るこの怪人を演じるのは・・・
アンソニー・ウォン!
いいですか、あの『人肉饅頭』『エボラ・シンドローム』のアンソニー・ウォンですよ。
アンソニー・ウォンが空飛ぶギロチンを使うんですよ!!!!
更に子供が尿を漏らしながら大勢バタバタ死んでいく!なんてスバラシイ映画なんだ!
『ブラッド・ピーセス 悪魔のチェーンソー』
タイトルから想像できるグジャグジャスプラッターだけ…
ではなく、意外とミステリー要素も強い作品です。
”キャンパス内で起こる謎の連続殺人。しかも全ての遺体はその一部を持ち去られていた。
ナンパな学生ケンドルは第一発見者となった事から、捜査に協力していくことになる…”
てな感じで犯人探しの要素も大きく、何といっても刑事さんたちが妙にカッコよく撮られています。
「意外な犯人」も登場したりして、ミステリーへの志向がある一方、
「ハダカと死体出しておけばい~の!それがナウ~い映画なの!」という感じ丸出しの
どうしようも無い下品さも兼ね備えているのが本作品。
次々に現れるセクシーキャンパスガールはシャワーを浴びたりスカートを捲り上げたりと
一通りサービスした後に、流れ作業のごとくキッチリとブッ殺されます。
(シャワーを浴びた後、上半身と下半身に両断される人が個人的に好み)
芝生で太ももを見せていた女の子の首がハネられるシーンで、
スローモーションで飛び散る血しぶきが美しいですね。(上の動画の後半にあります)
「お下品」と「ミステリー」の二つの志向がせめぎ合うこの作品は、
ラスト、危機一髪のところで”意外な犯人”が射殺されます。
おやおや このままミステリー方向で終わるのかなと思いきや、
犯人が集めた死体を繋ぎ合わせて作っていた”死体ジグソーパズル”がズババーンと大写しになります!
更にその”死体ジグソーパズル”の腕が突然動き出し、主人公のおにんにんを握り潰す!
も~今までの全てが吹き飛ぶヤケックソなラスト。
ほんの一瞬でも犯人を推理したことが悲しくなってきました。
『五毒』
チャン・ツェーの残酷ダークカンフー映画。
日本はジャッキー・チェンやブルース・リー、ジェット・リーといった大スターのカンフー映画は輸入されますが、
それ以外はほとんど人気の無い、”カンフー映画後進国”であります。
それを象徴するのが、この『五毒』ですね。
『キル・ビル』でタランティーノがスコアを使いまわしたり、(何考えてんだ!)
欧米ではやたらと人気がありますが、日本で知っている人がどれほどいるのでしょうか?
(ジャッキー、ブルース・リーなどと比較して…という話。)
今回僕が観る事が出来たのも2004年にキングレコードからDVDが出たからであって、
『キル・ビル』が無ければそのリリースがされたかどうかも怪しい話です。
ま、そんな話は置いといて。肝心の中身ですが…
これはBLですね!!
勘違いされそうなので補足しますが、BLとして二次創作されそうな程、
熱く、悲しく、そしてセクシーガイばっかりで女が全然出て来ない
男汁満載の映画
だという事です!
なんだか
よく分からない時代
の中国。
ムカデ、ヘビ、サソリ、ヤモリ、ガマ。
五種の毒虫を模した最強拳法”五毒門”は多くの悪人たちを輩出し、恐れられ、また忌み嫌われていた。
かつて五毒門の悪人たちは悪事を重ねて財宝を蓄え、いずこかに隠しているというが、今ではその在り処を知る者は少ない。
最後の五人の五毒拳士は、名前と身分を変え、それぞれその財宝を探していた。
病に倒れた五毒門主はその悪名を恥じ、最後の六番弟子に全ての五毒拳士を抹殺することと、
財宝を見つけ出してどこかに寄付し五毒拳の汚名を挽回することを命じ、この世を去る。
複雑なことに、五毒拳士は修行中は皆顔を隠していた為に顔が分からない。
更に修行していた時期の都合上、
一番弟子ムカデ拳+二番弟子ヘビ拳のペア 、 三番弟子サソリ拳 、 四番弟子ヤモリ拳+五番弟子ガマ拳のペア、
この三組はほとんどお互いの正体を知らないのだ。
その上、主人公である六番弟子は修行が足りず一対一ではどの拳士にも勝てる力量が無い。
まずは唯一の手がかりである財宝の在り処を知る老人を探し出すこと。
そして、五毒拳士のうち最も心の正しい一人を選び、味方につけること。
この作戦を胸に六番弟子は旅立つ。
かくして五毒門内での血で血を洗う戦いが始まった…!
もう僕はこのOPの時点で悲しかった!
タイトルからして五人の悪人が出てくるんだろうな、とは思っていたんですが、
五人全員でチームを組んでいるものだと思っていました。
そのカッコイイ悪人チームが見られるぞ!という予想は裏切られ、五(+1)毒拳士同士で戦うというお話です。
なんだよ!悪人にせよ善人にせよ、チームで協力してババーンと勢揃いすれば強いしカッコイイじゃないかよ!
それを内輪で殺しあうなんて…
この落胆はただの期待外れ感と、それに続くつまらなさとはならず、物語自体の悲しさとして感じられました。
『ウォッチメン』もそうだったではありませんか。
Xメンのように協力するのではなく、ウォッチメン内での殺し合い。
かっこいいチームであるからこその悲しさがありました。
だからこそ、コンビを再結成したナイトオウルとロールシャッハが南極を歩いていくシーンは心の底から痺れるのです。
ウォッチメンの面々のキャラ立ちも凄まじかったですが、五毒拳士もそれぞれキャラが立っています。
何にも考えてないムカデ拳、イケメン金持ち策士のヘビ拳、最後まで正体を明かさないサソリ拳、
不良警官のヤモリ拳、乱暴だけど気のいいアンチャンのガマ拳…
この映画はエクストリームな拷問シーン(さほどグロくはない)が有名ですが、
気功でほとんどの攻撃が通用しないガマ拳が奸計により拷問でズタボロにされるのは非常に泣けます。
ゴロツキだけども基本的には人が良いキャラなので、尚更です。
また、最も悪党であるはずのヘビ拳も途中で泣きが入ります。
「俺、元々金持ちの家に生まれたから財宝なんてどうでもいいんだよ…
間違って
五毒拳なんか習ってしまったばっかりに、恨みも無い他人ばかりか同門の仲間まで殺すなんて…」
などとメンタル面の弱さを露呈してしまうのです。
そんな彼を倒すために乗り込んできた主人公たちを迎え撃つヘビ拳の表情、よかったですね。
生まれ付いての悪人ってわけでもないのに、日の当たる道に戻る事を諦めざるを得なかった者の表情。
主人公じゃなくて、そのヘビ拳が大ボス(一応ネタバレなんで秘密にしておきます)にトドメを刺すというのも良い。
今ネタバレなので秘密と書きましたが、この作品も少しミステリー要素がありますね。
サソリ拳は最後まで正体を明かさないのですから。
ストーリーとカンフーだけじゃなくミステリー要素もあってお得な映画です!
…と思ったらジャケットに五毒拳士が並ぶ中に、堂々とサソリ拳の正体も入っているので簡単にバレますね。
ジャケットを見ないで借りてください!
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2010/04/20(火) 01:21:13
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