テレーザ婆さんの説明で分かったのだが、
この言葉は、われわれがただ漠然と「幽霊って怖い」とか「暗闇が怖い」とかいう、
あの言い方と同じで、「ゾンビは怖い」といっているのだが、
しかしその「ゾンビ」という言葉にはまた、特別な妙な意味があるのである。
「夜、大通りなんか歩いていらっしゃると、大きな火をご覧になります。
そっちへ行こうと思って、行けば行くほど、火は先の方へ動いていきます。
これはゾンビがいたずらをしているんです。
・・・そうかと思うと、三本足の馬がそばを通って行ったりしますが、これもゾンビのしわざです」
参考文献:『仏領西インド諸島の二年間・上』 恒文社 ラフカディオ・ハーン
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- 2006/09/24(日) 17:28:41|
- 怪力乱神
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